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【2/16開催】- 蒸留フォーラム2024 -

蒸留フォーラム2024 

-蒸留の最新技術動向- 

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主 催  分離技術会

協 賛  化学工学会(分離プロセス部会, 基礎物性部会, 東海支, 関西支部), 石油学会, 日本溶剤リサイクル工業会, 日本液体清澄化技術工業会, 日本化学会, 日本プロセス化学会

 今回の講演は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」、「カーボンニュートラル」、「省エネ」の3つのキーワードに焦点を当てます。現代のプロセス産業は持続可能性が重要であり、安全・低炭素社会の実現が目標に掲げられています。 デジタル技術(DX)は効率化、事業競争力強化および環境への配慮に大きく貢献し、カーボンニュートラルへ繋がります。この講演では、DXやカーボンニュートラルの視点から、省エネの実践事例や最新技術、また例年人気のあるトラブル事例についてご紹介いただきます。奮ってお申し込み下さるようお願い申し上げます。

日 時

2024年2月16日(金) 10:00~17:00

場 所

日本大学理工学部駿河台校舎1号館5階151教室(対面のみ)

■定員:

80名(先着順)

■スケジュール:(講演タイトル・時間は予定で、変更の可能性がございます) 

1. 10:00-10:45 蒸留塔設計法の歴史-簡易解法から厳密解法へ-

物質収支と気液平衡関係を用いた蒸留塔のモデルが提案されてから100年以上経過し,この間に計算機の発達,化学熱力学の進歩とともにより厳密なモデルによる蒸留塔設計が可能となってきた。本講演では,McCabe-Thiele作図法から解析的解法,数値計算法,速度論モデル計算まで,蒸留計算法,蒸留塔設計法の歴史を振り返り,簡易解法と厳密解法それぞれの特徴と応用を考えてみる。

          (名古屋工業大学) 森 秀樹 氏

2. 10:45-11:30 トラブルを未然に防ぐ~過去事例の設計への反映・伝承

トラブル未然防止のためには、過去知見に基づいた設計・運転指針策定が重要である。本講演では、蒸留塔のトラブル・発生原因・対応策、および、弊社におけるトラブル未然防止への取組みについて紹介する。

          (日揮グローバル) 小山 武志 氏

3. 11:30-12:15 連続精留塔プロセスシミュレーション自動最適化システムの開発

今回,プロセスシミュレーションと最適化ソフトウエアを連成することで,ソフトウエアの使用方法を知らない設計者や普段プロセスシミュレーションを使用していない設計者が,精留塔仕様,製品スペック,各種制約条件を入力するだけで,最も運転コストの低い運転条件を自動探索するシステムを開発した.本発表ではシステムの概要について報告する.

          (ダイキン工業) 田中 義紀 氏

  ― 昼休憩(12:15~13:10) ―  

4. 13:10-13:55 充填式蒸留塔の移動速度論による実塔の設計法の構築に向けて

考案しているコントロール・ボリューム法によるエンタルピ・物質の同時移動モデルに基づく実塔の設計法の構築に向けた概念と将来性について論述する。

          (神戸大学) 片岡 邦夫 氏

5. 13:55-14:40 LNG未利用冷熱を活用した省エネルギー型CO2分離回収技術の開発

名古屋大学では、NEDOグリーンイノベーション基金事業の一つとして、産業部門の脱炭素化に向け、工場排ガス等を対象とした省エネルギー型CO2分離回収技術の開発を進めている。具体的には、LNG未利用冷熱を利用し、従来法の約10%の投入エネルギーでCO2を分離回収する技術(Cryo-Capture®)の開発、およびそのパイロット実証を進めており、本講演ではその取り組み内容について紹介する。

          (名古屋大学) 上原 友輔 氏

6. 14:40-15:25 Koch Glitsch, High Performance Products & Technologies - Mass Transfer (Trays & Packings) and Mist Elimination

設備投資の削減と高度に最適化されたエネルギー利用を実現する高性能が実証されているKoch-Glitschの製品と技術をご紹介します。

          (コークアジアパシフィック)  ニティンパル シン 氏

7. 15:25-16:10 デジタルツインと生成AIを活用したCollaborative Maintenanceの実現

国内において生産労働人口の減少は既に顕在化した課題であり、労働力確保が今後さらに困難となる可能性がある。その為、弊社においては製油所の業務を最大限効率化させるためにDX施策をすると共に、生成AIを活用し意思決定の速度を最大化する取組を実行している。当社のこれまでのデジタルツインに関する取組みと、今後のロードマップについて紹介する。

          (コスモ石油)  吉井 清英 氏

          (Cognite)  東野 慎 氏

8. 16:10-17:00 テーマ別質疑応答

参加者の声:前回(蒸留フォーラム2023)参加者からは次のような感想を頂いています。

とても勉強になった、活かせるプロセスがないか検討してみたいと思う。/コロナ下で他社での検討や最新技術に触れる機会が無かったため、良い機会となった。/様々な分離、蒸留塔周りに関する情報を手にすることができ、有意義な時間だった。

参加費

会員・共催・協賛団体会員:20,000円,学生:5,000円,会員外:30,000円,同時入会:25,000円
なお,参加費は郵便振替または下記銀行に前納にてお振込みください。

テキストの他に,参加費には(書籍A 分離技術シリーズ「トラブルから学ぶ蒸留塔の保全」(贈呈)が含まれます。ただし、申込時に限り、同シリーズ下記書籍1冊と変更できます。参加申込書の備考欄に変更希望書籍をチェック下さい。B:「増補 充てん塔の話Packed Tower」、C:「改訂新版トレイパッキング」、D:「実用蒸留技術」、E:「復刻新版 多成分系の蒸留 」、F:「やさしい蒸留-ポットスチルの首の形状から学ぶ-」。なお、本会ホームページの「出版物」で目次を確認できます。


※ただし学生参加費にはテキストのみで上記書籍は含まれません。

  • 郵便振替 :00100-9-21052 口座名 分離技術会
  • みずほ銀行:神田支店 普通預金 1010899 口座名 分離技術会

 

■参加申込方法:

参加ご希望の方は、次の参加申込フォームをクリックの上、必要事項をご記入の上お申し込みください。

「蒸留フォーラム2024」参加申込フォーム(クリックすると参加申込フォームが開きます)

申込先 分離技術会 企画・出版委員会 e-mail: kikaku@sspej.gr.jp

 

■申込締切:

2024年2月9日(金)

ただし,締め切り日前に定員に達した場合はその時点で締め切らせていただきますのでご了承の程,お願い致します。講演資料、書籍は後日ご案内させていただきます。

 

■特記事項:

  1. 講演資料については、講習会の1週間前を目途に分離技術会事務局よりご案内いたします。

  2. 本講習会で作成・使用する資料は著作物のため、複写・録音・録画・転載・無断公開等を禁止いたします。当日の写真・ビデオ撮影、スクリーンショットなどもご遠慮下さい。

分離技術会事務局
  〒214-0034 川崎市多摩区三田1-12-5-135
  TEL:044-874-0337
  FAX:044-874-0338
  e-mail:jimu@sspej.gr.jp
  http://www.sspej.gr.jp